池井戸潤さんの「鉄の骨」を読み始めた。
池井戸さんは「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞し作家デビュー。
今回の「鉄の骨」は第31回吉川英治文学新人賞。
2007年に『空飛ぶタイヤ』が直木賞・吉川英治文学新人賞の候補に。
「下町ロケット」で第145回直木賞を受賞したばかり。近著『オレたち花のバブル組』は山本周五郎賞の候補になるなど注目を集めている。
この作品は、中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。
今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く―技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。
組織に殉じるか、正義を信じるか。平太、頑張れ!!といった作品。