葉室さんはいま、注目を浴びている時代小説作家。
なんと今日「蜩ノ記」で直木賞を受賞したニュースがあった。おめでとうございます。
専横を極める家老・宮崎織部への不満が高まっていた。
間小四郎は、志を同じくする仲間の藩士たちとともに糾弾に立ち上がり、本藩・福岡藩の援助を得てその排除に成功する。
藩政の刷新に情熱を傾けようとする小四郎だったが、家老失脚の背後には福岡藩の策謀があり、いつしか仲間との絆も揺らぎ始めて、小四郎はひとり、捨て石となる決意を固めるが―。
高潔な人とは、現代の人が失いつつある心の美しさが底流に流れる時代小説。