Y氏の企画で、実施する予定だった昨年暮れのイベント「鎌倉ポタ走り納め走行会」は、Y氏のお子さんが熱発してしまったため、とりやめになってしまった。
今日はそのリベンジ。ところが鎌倉ポタリングのはずが、少しヒルクラにした三浦半島山登りコースが設定されていた。
参加はY氏、I氏、と私の3名。寒波が到来している朝9時に鎌倉駅に集合。
コースの説明はないのでY氏の後をひたすら走る。最初は鎌倉駅を出て、由比ガ浜を通り、江ノ島に向かう。
海は穏やかで空は澄み切ってきれい。寒いが走っていて気持が良い。雲を帽子のひさしにしたような富士山が江ノ島の向こうに見える。真っ白に雪をかぶった富士山は本当にきれいだ。
しかし、この美しい富士山が見えたのはこの朝のわずかの時間だけで、この日は二度と現れることはなかった。
江ノ島についてから、上り坂に入る。最初のヒルクラは鎌倉山。ゆったりと登っていくと、年代物の家、屋敷が現れてきます。
静かなたたずまいを見せる豪邸。I氏との会話。
I氏:「足の便は悪いけど、いいねここ。俺達サラリーマンは、一生こんなところには住めないよね」
私:「住めないねえ〜、こういう所に住んでいる人は、運転手が迎えに来て東京に行くんだよ」
鎌倉という街並み、そしてその街を見下ろし、閑静でいながら、海が見え、富士山が見え、悔しいけど住めない鎌倉山。
ちょっと走ると、有名な鎌倉山のローストビーフの看板が・・・食いてえ〜。しかし、庶民派サイクリストにとっては、入れるお店ではないので看板だけを横目で見てパス。
山を降りると再び鎌倉駅で、この後、第二のヒルクラに向かいます。はっきりいって、第二のヒルクラは鎌倉山は全く比較にならないほどの激坂でした。
第二のヒルクラに用意されていた場所は「大楠山」。頂上まで舗装された道と舗装が崩れてラフ道路になった道が半々。
登り始めると超激坂で、本当に心臓破りの激坂。早々に押し歩き体勢に入ってしまいました(情けない〜)。
坂の途中では、ひいこら言ってすっかり押し歩いていたのですが、頂上につくと急に元気になり、頂上にある2箇所の展望台を、なぜか元気に登ります。
2箇所の展望台とも三浦半島が本当に一望できます。
山を降りて、佐島マレーナのそばで楽しみの昼食。Y氏が発見して今回つれて行ってくれたお店は、和食屋さんでウッドデッキのあるお店。
風がなく、太陽が燦々としているので、海の上のウッドデッキでも寒くありません。
冬の空気できりっと青く澄み切った空、そして海、その中で、時間をかけながら(たんに出てくるのが遅かったのだが)近海物を天ぷらにしてくれた天丼をしっかり味わいました。美味しかった!!!。
この後、このレストランのそばで、佐島マリーナの裏にある、天神島自然教育園を見学。
ウミネコの島を望遠鏡で見れたり、いろいろな磯の動植物の解説があったりしてあり、散策するには楽しい公園であった。
この公園を後にして、終着の逗子駅に向かう。いつも、三浦半島の道は自動車でいっぱいなのだが、やはり冬はすいているようで、快適に走れました。