2011-03-18 中原の虹 徒然 久しぶりに浅田次郎さんの作品を読む。 「汝、満洲の王者たれ」予言を受けた親も家もなき青年、張作霖。 天命を示す“龍玉”を手に入れ、馬賊の長として頭角を現してゆく。馬と拳銃の腕前を買われて張作霖の馬賊に加わった李春雷は、貧しさゆえに家族を捨てた過去を持つ。 栄華を誇った清王朝に落日が迫り、その物語を宦官の主人公を立てた作品が「蒼穹の昴」第3部。 この作品はその続編的作品。