2010-10-14 研ぎ師太吉 徒然 山本一力さんの「研ぎ師太吉」を読み始めた。 今作品の主人公の稼業は、刃物の研ぎ師。 彼の元に、料理人だった父親の形見である出刃庖丁を、供養として研いでほしいと、かおりと名乗るその娘が現れる。そして、「おとっつあんは、殺されたんです」と妙なことを口走る。 人情推理帖仕立てになっているこの作品だが、謎解き部分の底が浅いことが残念な作品だった。