itaさんのブログで紹介のあった「あねチャリ」という本を買おうと本屋さんに行ったが見つからず、買った本が同じくitaさんから紹介のあった「サクリファイス」。
「熱で溶けたアスファルトに少しずつ赤い血が広がっていく。あらぬ方向に曲がった首と・・・・」
スポーツ小説なのに、さすが、大藪春彦賞受賞作らしく刺激的な書き出しで始まる。
主人公のチカこと白石誓は「ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと」と考えていて、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦している。
自転車小説は面白いです。
スポーツ小説と青春小説とサスペンスが奇妙に融合を遂げている作品です。