ラジコン&自転車時々インコ

趣味のラジコン(グライダー・ヨット)と自転車、それと同居のインコの話を徒然に日記書き

千日紅の恋人

帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)さんの「千日紅の恋人」を読み始めた。


帚木さんは、ははきぎと打っても漢字変換をしない妙な名前の作家で、精神科医が職業の小説家さんです。


この本は主人公は二度の辛い別離を経験し、恋をあきらめていた宗像時子。彼女は父が遺した古アパート、扇荘の管理人をしている。


扇荘には様々な事情を抱えた人たちが住んでおり、彼女はときに厳しく、ときには優しく、彼らと接していた。ある日、新たな入居者が現れた。


その名は有馬生馬。ちょっと古風な好青年だった。彼女は、有馬のまっすぐな性格にひかれてゆく。暖かで、どこか懐かしい大人の恋愛小説。


私もアパート住まいのころ、そのアパートがこの小説に出てくるアパートが汲み取り便所だったので、懐かしがりながら、読んでいる一冊です。