昔、カルトというラジコンヘリメーカーがあって、そこが作った電動ヘリが「バロンウィスパー」。日本語にすると男爵のそよ風(なんのこっちゃ)。
当時は京商からEPコンセプトも発売されていて、初級者はEPコンセプト、マニアはバロンウィスパーという感じだった。
なぜなら、EPコンセプトはかなり丈夫なのに対して、バロンウィスパーのフレームは非常に繊細で、ちょっとラフにランディングするとすぐ骨折する感じであった。
しかし、ローターが「フルフル」と本当にそよ風のようにスロー回転しホバリングするところが、非常に魅力的な機体であった。
もう絶版になっていて、補修部品さえ入手できない機体である。
実は埃をかぶってラジコンラックにバロンウィスパーが眠っている。最近、アキュレート400を飛ばすようになって、このバロンウィスパーも飛ばしてあげたいなと思うようになった。
それで早速ラックから降ろし、コンプレッサーで埃を飛ばし、アルコールで掃除を行なってみた。ボディはぼろぼろで何か代用品を見つけないとダメのようだ。
ミニサーボも重そうだし、最近のマイクロサーボに変えたらかなり軽くなりそう。あっいけない!!。そんなことしたら、極貧がさらに極貧に。まして、コストをかけて飛ばして、ちょっと落として骨折したら、部品が世の中にないのでザ・エンドだ。
悩んだ結果、何も購入せずに、ニッカドをリポに交換し、アンプを交換して飛ばしてみようと決定。「フルフル」いって飛ぶかな〜あ。