百田尚樹さんの「モンスター」を読み始めた。
この本が平積みなっているところにあったPOPが面白かった。
『キッスで眠りから目覚めることを期待していた白雪姫。ところが、そこを通った王子様は素通りで行ってしまった。期待を裏切られた白雪姫は執念で王子を追いかける、そんな小説です。』
そんなPOPにひかれたこの小説、田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。
そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。