図書委員を中学校時代に3年間やっていたので、図書館という言葉に弱い。
そんな訳でもないが、有川浩さんの「図書館戦争 1」を読み始めた。
設定は誠に奇抜なのだが、話の展開は面白い。
2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。
公序良俗という理由で本の表現を取り締まる良化特務機関と表現の自由を守っている図書隊がまるで戦争のように争っている。
高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。
名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになった。
恋と図書戦争のエンタテインメント作品。