2012-03-15 陽だまりの偽り 徒然 長岡弘樹さんの「陽だまりの偽り」を読み始めた。この作品は長岡さんのデビュー作。日常で起こる、誰しも身に覚えのある心情を巧みに描きだした5編。 物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失。だがこのことで、老人は同居している彼女の気持ちに触れる。 日常に起きた事件をきっかけに浮かびあがる、人間の弱さや温もり、保身や欲望。 短編もこれはこれで良いな。