諸田玲子さんの「お鳥見女房」が良かったので、シリーズ2作目の「蛍の行方-お鳥見女房-」を読み始めた。
女房珠世の亭主伴之助が、密命を帯び消息を絶って一年余り。
留守を預かる女房珠世に心休まる日はない。身近かに暮らす子供らの人知れぬ悩みを知って心くだき、その成長を見守り、隠居となった父の寂寥を慰めている。
また、組屋敷に転がり込んだ男女と幼子らの行く末を案じる…。
人生の哀歓を江戸郊外の四季の移ろいとともに、珠世の情愛と機転に、心がじんわり熱くなる―お鳥見一家の清爽人情話。
単行本の表紙は良いと思うが、どうもこの文庫本の表紙はね〜・・・。