ラジコン&自転車時々インコ

趣味のラジコン(グライダー・ヨット)と自転車、それと同居のインコの話を徒然に日記書き

森崎書店の日々

八木沢里志さんの「森崎書店の日々」を読み始めた。


神保町の古書店街を舞台に、一人の女性の成長をユーモラスかつペーソス溢れるお話が展開する。


貴子は交際して一年の英明から、突然、他の女性と結婚すると告げられ、失意のどん底に陥る。


職場恋愛であったために、会社も辞めることに。恋人と仕事を一遍に失った貴子のところに、本の街・神保町で、古書店を経営する叔父のサトルから電話が入る。


飄々とした叔父を苦手としていた貴子だったが、「店に住み込んで、仕事を手伝って欲しい」という申し出に、自然、足は神保町に向いていた。


「第三回ちよだ文学賞」大賞受賞作品。


ゲームやテレビだけでは心の成長は無く、文学に触れて、心が成長する女性の様が心地よい。