誉田さんの「武士道エイティーン」は文庫化が待たれるところだが、この作品は作者の真骨頂のホラーサスペンス作品。
溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。
捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。
いろいろと出てくる刑事は個性があって面白い。ホラー作品だけあって、シュールなところが好き嫌いが分かれるところかも。
私としては「武士道」シリーズのように明るい方が好きかな。