2010-09-13 月芝居 徒然 北重人さんの「月芝居」を読み始めた。 北さんの作品には、腕前の悪人が必ずと言ってもいいほど登場する。 江戸屋敷を失った交代寄合左羽家の留守居役である小日向弥十郎が主人公。 50歳を過ぎ、国許からの命令に辟易しながらも、目下屋敷探しに余念がないのだが、その最中に凶悪である波嶋三斎に係ってしまう。 彼を倒すため、弥十郎の昔馴染みが力を合わせていく。 北さんが、昨年の今頃、急逝してしまったことは本当に残念だ。