4巻ある「孤高のメス-神の手にはあらず」のうち2巻を読み終えたので、ちょっと他の作品を読み始めた。
読み始めたのは、百田尚樹さんの「永遠の0(ゼロ)」。
百田さんといえば、高校ボクシングの世界を感動的に描いて08年に発表した小説『ボっくす!』で圧倒的な支持を集めた作家。
この「永遠の0(ゼロ)」は百田さんのデビュー作。
「三菱零式艦上戦闘機」いわゆるゼロ戦は、日本が生んだ当時世界最高の戦闘機。そのゼロ戦を操らせたらかなうものがいなかった天才パイロット宮部久蔵。
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら終戦直前にゼロ戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父宮部久蔵の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。
読み進めてくると、涙が止まらなくなってくる。男の絆、家族の絆がそこにある。
ゼロ戦が好きな人はぜひ読んでみてください。