ラジコン&自転車時々インコ

趣味のラジコン(グライダー・ヨット)と自転車、それと同居のインコの話を徒然に日記書き

精霊の守り人

上橋菜穂子さんの「獣の奏者」が大変面白かったので、闘蛇編、王獣編と瞬く間に読んでしまった。


この小説はご本人によると王獣編で完結だったのを、周りの熱意が高いものがあったため、また続きを書いてさきごろ、探求編と完結編がハードカバーで発売された。早く文庫本になって発売されるのが待ち遠しい。


上橋さんの作品が面白かったので、今回は「精霊の守り人」を読み始めた。守り人といえばドラクエ9も「星空の守り人」と言うタイトルだったなあ。


精霊の守り人」は老練な女用心棒バルサが主人公。


精霊の卵を宿した皇子チャグムを疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。


建国神話の秘密、先住民の伝承などを背景にかかれていて、文化人類学者らしい緻密な世界構築が、非常に面白い。