2008-12-18 筋違い半介 徒然 犬飼六岐(いぬかいろっき)さんの「筋違い半介」を読み終えた。 犬飼さんは、2000年「筋違い半介」で第68回小説現代新人賞を受賞し、デビュー。時代小説の新星で、人情、ユーモア、剣戟を兼ね備えた作風で注目を集めている。 犬飼六岐の名前はいかにも時代小説作家と言う感じなのだが、かっていた犬がロッキーだったので、それをペンネームにしたらしい。 この作品は「筋のとおった話は虫が好かねえ」とへそ曲がりの旗本の三男。その半介が、勘当され家を出て、岡っ引になって活躍する表題作、他、全7編。