2008-11-14 深川恋物語 徒然 宇江佐真理さんの「深川恋物語」を読み始めた。 大店のお嬢さんが、お仕着せの人生を捨て、真に愛する人と共に生きようとする姿が清清しい「下駄屋おけい」が良かった。 この他に、絵が好きで、絵が生計の役になったがゆえに、互いを想う気持ちがすれ違っていく夫婦の、やりきれなさが胸に迫る「さびしい水音」。 ほか六つの切ない恋物語。第21回吉川英治文学新人賞受賞作の作品だ。