ラジコン&自転車時々インコ

趣味のラジコン(グライダー・ヨット)と自転車、それと同居のインコの話を徒然に日記書き

寝ぼけ署長

坂岡 真さんの「うぽっぽ同心十手綴り」シリーズが意外と面白いので4冊ほどを連続で読んでしまった。


そこでちょっと現代物が読みたくなって、読み始めたのが山本周五郎さんの「寝ぼけ署長」。


山本周五郎さんといえば、時代小説の超大御所。そのなかの数少ない現代の小説で、しかもたった一作の探偵小説。現代と言っても明治・大正のお話になっているけど(笑)。


ほのぼのしていて、いつも寝ている署長なのだが、これっという事件で大活躍。シャーロックホームズを警察署長にした感じの仕立てになっている。


山本周五郎さんの小説らしく、「悪(罪)を憎んで、人を憎まず」が全編に流れていて、心が暖かくなる小説。